日々の暮らしに近い環境や空間・雰囲気で撮ることが一番自然






京都府城陽市で七五三の出張撮影






問い合わせメールで時々目にするのが
「 今までスタジオで撮ってましたが
自然な感じではなかったので 」 という言葉

それは打ち合わせでお会いした時にも
そう言われる方がいて

ただ僕はスタジオ撮影の経験が
多少あった上で感じることは
スタジオだから自然じゃないというのは
ちょと違うかなと思ってます


カメラマンの腕や人柄、スタイル、
お店の雰囲気は当然 写り方に影響するので
やり方次第ではスタジオ撮影でも
十分自然な姿を撮ることはできるし

逆に出張撮影であっても
自然でない写真になることもあります

僕なりによくよく考えると
みなさんが言う自然というのは

写ってる人の表情や仕草だけでなく
周りの雰囲気も含めたことだと思いました


ここで質問です


Q:リラックスする場所ってどこですか?

A:自分の家


Q:逆に落ち着かない場所ってどこですか?

A:普段の生活からかけ離れた空間


これをスタジオ撮影と出張撮影に当てはめると
同じことが言えません?

初めて行くスタジオでも
毎年そこで記念写真を撮ってると
慣れて居心地の良い場所になるかもしれないし

逆に出張撮影でも
自分たちが初めての場所だったら
多少の緊張があるかもしれません


だから僕の中で
出張撮影だから自然という考えはなく

その人たちらしさを追求した結果
住み慣れた場所や思い出の地など

日々の暮らしに近い環境や空間
雰囲気で撮ることが一番自然
だと感じた為
出張撮影してます


















正直に言うと もう1つ…

これは完全に僕の都合になっちゃうのですが
スタジオのように毎回 同じ環境で撮ってると

どれだけ変わったシチュエーションを考えても
どうしてもマンネリになってしまい

鮮度が失われ、刺激もなくなり、
心から楽しめなくなる恐れがあって

これは人を撮るのが大好きな僕にとって
とても重要なポイントでした



毎回 場所が変わる出張撮影は
行ったことがないから不安や緊張もあるけど
それ以上にワクワクして楽しみがあり

刺激を受けながら頭の中をフル回転させ
常識に捉われず型にハマらない


その場の雰囲気から直感という
閃きを信じて撮るのが僕は好きなんです










とくおかじゅん エッセイ集





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写真を撮るひと・とくおか じゅん

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