写真を撮るってなんだろう? 人を撮るってどういうことだろう?













写真を撮り続けてると
時々 色んな疑問にぶち当たります


僕の写真はカメラという機材を使い
被写体となる 「 人 」 がいて
はじめてその存在が成り立っています

ちょっと言い方が大袈裟かもしれないけど
ホントにそうなんです

それだけ人が持つチカラってスゴイんです


僕はひとを撮り続けることで
そのことを実感しました


写真ってずっと残っていきますよね?
その時の自分の姿、気持ち
どんな日だったか?

写真一枚で色んなことが思い浮かんできます


どれだけ面白いことを言っても
笑ってもらえなかったら
単なる寒いギャグになってしまうし

高度な技術に高価な機材
豊富な経験や知識を持っていれば
それなりにキレイな写真にはなりますが



そこに気持ちがなかったら
写心 にはなりません


だから人を撮るってことは
その人の
人生を撮ること になるんです




僕が撮った写真を見てもらったら分かるように
特別 上手いわけではありません

シャッターを切るごとに満足よりも
もっともっとこうしようという
気持ちが出てくることもありますが

だからと言って
過去に戻って変えたいとは思いません


何故なら その1つ1つが
当日起こったありのままの出来事だからです



僕の技術や経験的なモノに関しては
これから変わっていくことはできますが

その場のその瞬間で起こる人の感情が行き交う
空気感というのはウソ偽りのない真実です


僕は「 人の感情が動いている瞬間 」を
写すことが大好きで写真をやってきました

これからもその気持ちは変わらないと思います


良い写真が上手い写真とは言えないし

上手い写真が良い写真とも思いません




こだわるべきなのは 良い・上手い ではなく
人生のあしあとを残している…

「 それだけスゴイことをやってるんだ 」
という 気持ちが大切なんだと


だから結婚式を撮ること、子供を撮ること、
家族を撮ること、人を撮ること

自分にとっては全てが同じであって
どれが一番かなんてのはありません

比べることが自体が
間違ってるんだなぁと思いました


今の自分が写真( ひと )を撮ることは
そういうことなんだと思ってます






そして、写真を撮るということは

そのひとの人生の瞬間を残していくだけでなく
自分のあしあとにもなっていきます


どんな状況で
どんな気持ちでシャッターを切ったか?

どう声をかけてシャッターを切ったか?


自分が撮った一枚一枚の写真に
自分自身が写ってなくても
そのときに感じた気持ちは残るんです




だからこれからも
ひとつひとつの瞬間を大切にこだわって

そして、
楽しく撮っていきます










とくおかじゅん エッセイ集





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