良い写真を残すために必要なこと
自分が考える理想の写真
それは写真を撮るひとである僕と
残したいひとであるお客さん
2つの気持ちが重なって
生み出される共同作業だと
以前
こちらの記事
で触れたけど
だから今までずっと
その割合が半々くらいだと思ってました
でも
様々な人生を撮ってく中で
自分は2~3割ほどで
あとの7割から8割は
残したいひとの気持ち
そこが何より重要なんだと実感してます
どれだけ高価な機材を使っても
どれだけ凄い技術を駆使しても
人が写る写真というのは
撮り手のチカラだけではどうにもならなくて
残したいひとの想いがしっかり表れないと
ただ表面上キレイで上手い写真しか生まれず
何より 気持ちが見えてきません
だから同じ笑顔でも
ただ記念写真を撮ってもらってる感覚と
できるだけ思い出深くという感覚では
笑顔の質も残っていく思い出も
まったく異なります
要は熱量なんです
僕が依頼を頂いたら
必ず事前に会いに行くのって
ただ会って話すのが目的でなく
その人たちが普段
どんな暮らしでどんな人生を歩み
どうして僕を選んでくれたのか
どんな想いを持っているのか
そういったバックグラウンドを
1つでも多く知ることで
ぼんやりとしていたモノが
少しずつ鮮明になってきて
そうすると僕は
どんどんその熱量が高まっていき
シャッターを切るときには
自然と気持ちが入るようになってます
いつも上手くいくわけではないけど
その熱が残したいひとにも
ちゃんと伝わると信じているからこそ
ずっとそうし続けているんです
本気(本当の気持ち)で
残したいと思ってる僕自身が
そこを諦めるなんて絶対できないし
とくおかじゅんが撮る写真にとって
何よりそこが土台になっているので
非効率だろうが手間だろうが
周りにどう思われ 言われようが
ずっと変わらず
このスタイルでやっていきます
ホント熱量によって
生まれる思い出は全然変わってきます
ファインダーを覗いたとき
こんなに違うんやって
めっちゃ感じてます
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